2021年10月22日
若旦那が3年働きながら日々感じること
こんにちは。若旦那のたじまっちょです。
僕が実家(田島館)に戻り、ちょうど10月で4年目に突入。
1年目も、2年目も、3年目も、そして4年目に入った今でも、いつも思うことがあります。
お客様が宿を選ぶときの決め手は何ですか?
そんなお話を僕からお客様に実際にお伺いするときもあれば、お客様から自然と話しかけて頂くときもあります。
また、宿泊後に口コミに書いて頂いたり、
予約時の備考欄に〇〇が楽しみだから予約をしましたとメッセージを頂きます。
たじま便りを読んで頂いてる お客様は予約するとき何を大切にされますか?
この中でも、細かく考えれば考えるほど
山ほど出てくると思います。逆に、全然出てこなくても良いんです。
ここ、予約したらダメなんて規則は当たり前ですがありません。考え方も予約の基準も自由です。
予約をするのは自由だからこそ、伝えたいこと
僕が宿に戻ってきて3年目を迎えたときあたり、心からより強く感じたことがあります。
それは、お客様にとって貴重な旅行だからこそ、
お客様にミスマッチングがない旅館へ泊まって頂きたいと言うのが心の声です。
田島館より、他の旅館がお客様の希望に合う場合、
もちろん他の素敵なお宿さんをオススメさせて頂きます。
僕は、旅行に行けるのは年に1回あるか、ないか。
いや、、、
宿に戻ってから、まったくないです。
お客様の中にも、休みがここしかとれない!もしくは、皆んなの予定が合うのは年に数回しかない、
その他にも家族の記念日や大切な想いを持ちながら旅行されると思います。
だからこそ、心から楽しんで笑顔になってぬくもりいっぱいに包まれてほしい!!!
だからこそ、予約をするとき
『心の声に素直になってください』
それが、お客様自身が
今!予約する際に大事にしてほしいことです。
それは、旅行に行く人によって変わっていいと思います。
でも、これは旅館に泊まるときに譲ってもいいもの、譲れないものを決めましょう。
例えばですが、マンションを借りる際
など、全てを求めると、家賃が高ければ良い場所に住めると思います。
旅館も同じだと僕は思います。
でも、旅行をするとなると
そこに、宿泊代となると、皆んなが高単価の宿に泊まれるわけではありません。
僕も絶対に無理です。頑張って、頑張って何年か貯金して、たまにのご褒美で行けるかもしれませんが、普段は行けません。
でも、これは楽しみたいことはあります。
僕が旅館を予約するなら
お客様は何ですか?
例をあげれば、どれでけでもでてきますが、これは楽しみたいということはあります。
心の声に素直になって予約して頂きたいです。若旦那が大切にしていること
実際に泊まってみないと分からないこともありますが、
お客様にとって自然と笑顔が溢れ、心に残るあったかい思い出を作って頂きたいからこそ、
予約をする前の情報として、ありのままの田島館を発信致します。
田島館はこんな宿。
実際に泊まってみないと分からないこともありますが、
お客様にとって自然と笑顔が溢れ、心に残るあったかい思い出を作って頂きたいからこそ、
予約をする前の情報として、ありのままの田島館を発信致します。
〇設備は古い
〇オシャレではない
〇部屋食、個室食はしてません
〇お部屋にお風呂はありません
〇貸切風呂ありません
〇メニティーが豊富ではない
(シャンプー、リンス、ボディーソープ、剃刀、シャワーキャップ、ブラシ、歯ブラシ、ドライヤー、浴衣はあります)
と、ここまでは 田島館にはないことをあげてみました。
僕も実は、田島館へ戻ってきた3年前
『オシャレで雰囲気良い旅館にしたい』
『設備のここを、こうしたい』
と、ハード面ばかり見てましたが
すぐにできません。子どもがこれしたい、あれしたいと無理に駄々をこねるみたいに(笑)
お金がかかります。改装するのもそう甘くありません。
でも、大好きなお客様に応援して頂き
そして何より、ありのままの自然に囲まれながら暮らしていると、心で感じる大切にしたいことが自然と変わりました。
考え方
大切にしたいこと
お客様への想い
今の心の状態が、本来の自分の無理のない姿に 戻ってきたような気がします。
今はコロナがあり
もし、僕が旅行をするなら正直、正直
僕が感染すると宿にも迷惑かけるし
おばあちゃん(大女将)、母(女将)のことも考えると
を選ぶかもしれません。
そしたら、設備を変えて
リニューアルしたら良いのでは?とおっしゃる方も見えられますが、
そんなに甘くなく、とてつもない資金が必要です。
田島館はそういう宿には、すぐにできません。
すぐにできませんが
少しでも安心してお客様に過ごして頂きたい気持ちはもちろんあります。
まず、2021年10月から
新しく始める取り組みがあります。
それは22部屋ある当館を、どれだけ繁忙期の忙しい時期でも12部屋以上の予約はとりません。
とりたい時期もありますが、決めました。
食事会場の間隔、お風呂の混雑(こちらは、昨年からシャワーを使用できる数を限定し間隔を確保しております)など、少しでも安心して過ごして頂きたくそうしようと決めました。
スタッフの検温やマスク着用、お客様の検温やアルコール協力、館内マスク着用のお願い、客室や館内の清掃時の除菌と換気。
出来ることは、日々しっかりこなしていきます。
そして、何か工夫できないか?改善しながら試行錯誤していきますね。
田島館の大切にしている想いも 伝えさせてください。
田島館の料理で食べて頂きたいのは?
飛騨牛は正直どこでも召し上がることできると思います。飛騨に住んでいなくても。都会でも飛騨牛を使った焼肉やステーキなど。
ただ、飛騨牛を通して、どうやったらよりお客様が幸せいっぱい笑顔に包まれるのか?色々なお肉の解剖学を考えながら想いを込めて作っております。
田島館といえば、朴葉味噌です。別名たじま味噌(笑)
土台となる味噌は、昔から2種類ここのお味噌を使いたいと決めており、
そこにオリジナルで荏胡麻や果物、その他10種類ほどブレンドし、
『さぁ、ここからが本番です』
若旦那のたじまっちょが、あえて低温で約1万回、季節にもよりますが、
4〜5時間、目を離さず、愛情を込めて練り上げます。
火傷もします。絶対長袖きます。
目に飛ぶと危険なのでゴーグルを終盤つけます。
火傷したあとは、とれなくなったところもあります。
でも、愛情が何より大切です。
想いがないと、レシピは同じでも絶対、絶対、絶対優しい甘さになりません。
とがります。辛くなります。主張が強くなります。
そんなお味噌は、お酒にもホカホカのご飯にも合います。
飛騨牛と夜は絡めて食べます。朝はシンプルに葱のみです。
葱のみもたまりません。おこげもたまりません。
それが、自慢の、田島館の朴葉味噌です。
・もちろん水は一切いれません
・沸かすことはありません
ありのままの温泉、活火山焼岳の恵です。
焼岳があるからこそ温泉もあります。そんな焼岳も、ちょぴりだけ露天風呂から見えます。
ありがとうって言いながら温泉入ることもあります。最高です。
温度は生理学的側面、疾患、ホルモン、季節など様々な要因から考え内湯はこうしよう!
露天風呂はこうしよう!
日々、悩みながら、こうかな?この方がお客様嬉しいよね!と毎日直前まで、ソワソワしながら管理しております。
本当に自然だからこそ、温度も変わりやすく、温度管理は物凄く難しいです。
でも、それがドンピシャくると、最高な温泉に変わるんです。
毎日、その最高!を目指してます。
星空をために大切なこと
・街灯が少ない
→当館は他のお宿さんと離れており、また街灯も2.3個程で星灯がしっかり見えます。
・標高が高い
→当館で約1,000m程です。
・空気が澄んでいる
→山、山に囲まれた田島館。冬がより綺麗です。
星空を撮影する条件
・視野が広い
→近くに高い建物が少なく距離もあるため撮影しやすいと思います。
個人的には、星空単体より、少し旅館の建物を入れたり、人が入るからこそ魅力がある写真になり、僕は好きです。
と、上記に書いたように 自慢も大切にしている想いもあります。
僕が大切にしていることは お客様も共感していただけますか?
共感して頂き、ぬくもりあるご縁を頂けましたら
気軽にお越し頂けると、とってもとっても嬉しいです。
最後にもう1度伝えさせてください。
withコロナでも変わらず大切にすること!
田島館が 若旦那が心から大切にしていることは
『人』です。
コロナの影響があっても、絶対、『人』です。
人こそが原点で土台です。
料理を作るのも人。
掃除をするのも人。
温泉の管理をするのも人。
接客をするのも人。
ロボットやシステムなどを導入されてるお宿さんもあると思いますが、 人だからこそお届けできる感動とぬくもりを大切にしたいですね。
これから先も『人のぬくもりこそが1番です』
長くなりすぎましたが 心の声を素直に書くと、言葉が自然と溢れてきました。
いつも支えてくださるリピーターのお客様。
身近で支えてくださる方々に心から『ありがとう』です。
身楽しく、前を向いてコツコツがんばります。
若旦那たじまっちょより。
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